少し振り返って

 今年の私は少々頑張り目だったと思う。
 私が筆を持ち始めたのは2002年の四月後期頃。
 初めてのメールが小説だったと言うのは笑い事だ。
 それからずっと書いてきた、これ以上熱中した事はかつてない。
 やめようと思ったのは数多くある。
 もしかしたら本当にやめていたかもしれない状況も在った。
 未来の自分宛てに書くのをやめて欲しくないと綴った事も在った位。
 そうしてみると今まで結構続いてきたのだと思う。
 二年と八ヶ月。ネットの中では長いほうで、書き手としてはまだまだ未熟。
 現に筆を取ってすぐ私を追い越した人間も知っている。
 そしてここまで来るのに沢山の物を亡くした事も知っている。
 私がここまで来るのに貰った栄光など、ほんの僅かだ。他人からの栄光が貰えずここまで続けたのは他にない。
 でも、これは私の中では一番大切な技能と誇りたい。
 きっと職業に関係なくても書く事をやめはしないだろう。
 これが、私の歩んだ道だ。私の足跡だ。
 私は、いつまで生きるのか、いつまで書いてくのか。
 時々そう思う。
 もしかしたら明日か、もしくは一ヵ月後か、はたまた老衰までか。
 でも何処まで行ってもやめないと思うのだ、書く事を。
 言うなればそれは恋人の誓いの様にアヤフヤかもしれないが、
 それでも、私は一つの迷いもなく、笑って言うんだろうな。
 出来れば、来年の自分も、こうやって言える様に。
 ここに記してみよう、公開の宣言として。
 私は、書く事が大好きだっ!