Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

 よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲
 うむむ、難しい選曲になりそうですが、やっぱりこんなのかな〜。


KICK THE CAN CREW:sayonara sayonara
 私が初めて、音楽と言うものに手を触れた曲でもある。確かに小学校、中学校と音楽の授業はあったが、だからと言ってそれは音楽と対峙したものではなく、多くの授業の一つだった。だが、これを聴き始め、やっと私は音楽を意識した。……ちょっと詩的臭くなったので修正。PONに教えてもらった曲の一つでもあり、キックザカンクルーは私が良く聞いた十数曲の中で半分のウェイトを占める曲でもあったが、これが一番好きだった。とにかく、人を突き放す曲である。しかし、それでも最後はがんばれと言ってくれる様な曲である。これを聴けば、どこからか力が入ってくるような曲だ。


鬼束ちひろ:私とワルツを
 commercial message(CM)で一瞬放心しかけたほどの大好きな曲。とにかく、凄く綺麗な歌。私はこれを聴く度に、これはKanonキャラクター北川潤のテーマソングではないかと思ってしまう。いや、それはただの偏見に近いが。それでもなぜか、離れる事はなくても決して馴れ馴れしくない、彼を思い出す。いつか、この曲を弾いてみたくもある。


ケツメイシ:トモダチ
 事が終わっての帰路はいつだってこれを聞いていた。自動再生がこれがかかってきたとき、いつも前には歩道橋が、右手にはバイク屋と橋が、左には行ったことのない坂道があった。そして、なぜかこれを来て思い出す時はいつだって夕陽が世界を彩っていた。そんなに赤くもなく、むしろ淡いほどのオレンジ。真紅ではないそれが、胸が高鳴るほど無性に好きだった。唄い難い一つでもあり、昔女性しかいない前で勇んで唄い、失敗して気まずくなった経験もある。綺麗でも、熱くもない。でもどこか、子供を持つ程の年齢の大人が、昔の旧友と酒混じりに飲んで話している様な、そんなかっこよさがある。渋い訳でもない。どこか哀愁の漂う、大人の笑みが似合う曲だ。


槙原敬之:世界で一つだけの花
 SMAPで唄われた曲、と言うのが大半だろう。だから私が知っている友人の中ではすこぶる評判が悪い。しかし、それでも私はこの曲が大好きだ。しかしそれは槙原が唄った時こそ真価を発揮すると思ってだ。彼の唄はとても優しく、綺麗で、尚且つ直情だ。彼がナンバーワンじゃなくても良いと唄う姿を思い浮かべるだけで、心がとても救われた気持ちになる。この曲はSMAPが唄ったら何の意味も無い。彼らは容姿や立ち振る舞いが輝いていて軽すぎるのだ。甘いマスクさえ持っている彼らが歌っても、この曲の本当の部分は唄いきれないと思う。砂漠で喉が渇いているときに、物見遊山の人間に『頑張れ』と言われても意味がないように。この曲は、やはり槙原が唄ってこそ、本当の意味があると思う。だから、この曲が好きなんだ。


いとうかなこ:青い記憶
 エロゲーブランド〝Nitro+〟の”Hello,world.”のオープニングテーマ。私が目指した理想郷の一つが象られたこれの曲と言うだけで、好きになってしまったものだ。パブロフの犬みたいな現象だが、それでもこれを好きになってしまったのだから仕方ない。どこが良いとかそう言う問題ではない曲だ。確かにこれ以上のミュージックだって、ボイスだってあるだろう、ノリの良いテンポも、叙情的な調べも。これが他曲を上回っている所なんて、数えるほどもない。でも、これは”Hello,world.”の世界観を詰め込んだようにも聴こえる曲で、聴くだけで、感動を呼び起こされてしまう。もうこれは理屈とかの話ではない。好きなのだ、ただ単純に。どこに良さがあると言えば、ただ私の好みとしか言いようがないほどにも。大好きだ