好きってなに? 嫌いってどういうこと?
よく思う言葉、それが好きと嫌いだ。
好きってどういうことなんだろう?
それを考えても決して答えは出ない。多分それはセンスの問題だから。この答えはただ漠然としていて、数学の答えのように整然キッチリとしていないだろうから。
でも私は求める。好きってどういうこと? どういう時に好きって言葉を使えばいいの? どうすれば、好きになれるの?
別に、好き嫌いがないわけじゃない。でも、それを改めて、突き詰めて考えると、頭の中があやふやになって、煙に巻かれたように分からなくなる。
なんなんだろう、好きって言葉は? どういう時に使っていいのだろう? どういうときに使ってはならないのだろう?
嫌いってなんのこと? 嫌いになるにはどうすればいいの?
嫌いな食べ物があった。その官職も味も匂いもなにもかもが嫌いだった。
でも、ふと思い当たった。
嫌いってなんだろう? 結局は味はただの味に過ぎない。ただの程度の加減、考えなけりゃあ、感情さえつけなけりゃあ、なにもかもが嫌いにならなくても済むんじゃないの?
そう思うと、それが嫌いでなくなった。それを好きとも嫌いとも考えず、ただの食物として考える自分が出来たのだ。
嫌い、きらい? どういうこと? どんな言葉も性格が必要。人格があってこその好きや嫌い。目的があるから、使命とかがあるからそんなものが出てくるだけで、ただ生きるだけでは必要ないじゃん?
そう考える。なら自分は? 好きや嫌いの定義を考える自分は? どうなのだろう? 目的があるのか、果たさないといけない使命でもあるのか、性格や人格、どういうものなのだろう?
突然、なにもかも判らなくなったような気がした。