生存性の効果

 そしてこのキャラクタたちの表現性に今度は重点を起きたい。どうやってそのスタンスが作られているか、言うなれば性格による主人公への対応である。その表現方法はキャラクタの存在を大きく作用しており、ユーザーの先入観を形作っていると言っても過言ではあるまい。(主人公に対しては冷たく振舞う、兄弟を慕う(ように)ベッタリと甘える、他人に対してよりも優しい(または酷い)、主人公を高く評価し特別扱いをする、敵役のように衝突してくる、など)
 そしてこの主人公への対応はある山場を越えてから代わりを見せることが多く、その例として最たるものが「ツンデレ」と称されているのは現在においては周知の事実である。