Chapter2//L.L=Lamb.Land(子羊の土地)

 それは彼の出自に関するものだった。彼はある孤児院の出で、私はその迷える子羊の場所へと赴いた。出迎えたのは彼を育てた一人の女性だと言う。私はなにも言わず、表向きボランティアの名目で一日そこで働くことに。騒がしい幼児に引っ張られて倒れそうになるほど疲れるが、しかし明るい幼児に微笑まれて、ここは優しいところなのだろうと理解した。そして終わりの時に私はあの女性と話しを取り付けることになった。